これまで、当院で扱っている表面麻酔について
たびたびご紹介してきましたが、
いわゆる“注射の麻酔薬”も1種類だけではないんです♪
こちらが当院で扱っている麻酔薬です。
上がキシロカイン、下がスキャンドネストというお薬。
どちらも浸潤麻酔、伝達麻酔に使用しますが、
通常の虫歯治療などで使用しているのは、キシロカインの方です。
キシロカインには、
リドカイン(=麻酔剤)とエピネフリン(=アドレナリン:血管収縮剤)
が含まれています。
エピネフリンの作用にも助けられ、
局所的な麻酔効果(しびれさせる効果)が長く続きます。
一方スキャンドネストは、
メピバカインという麻酔剤が主な原料になっていて、
血管収縮剤やパラベン等の添加物が含まれていません。
持続効果は、キシロカインの半分の時間と言われています。
ちなみに、循環器系疾患をお持ちの方は、
エピネフリン(=アドレナリン)が体に負担をかけてしまうこともあるので、
当院では、このスキャンドネストを使用することが多いです。
(誤使用を防ぐため、キシロカインとは違った配色になっているんですよ!)
麻酔薬1つお薬なので、その方その方に合った投薬を心掛けています。
何か持病や疾患をお持ちの方は、
歯医者さんの問診票にも記載して頂けるととても有難いです!
治療の際に不安なこと、体のこと、
「歯医者さんだし…」と思わず、何でもご相談くださいね♪