妊婦さん向けにセルフケアのブログをupしたところ、
「もっと細かいことを知りたい!」とたくさんのお声を頂きました♪
今回は“妊娠初期”の体の状態も合わせ、
オススメのケアの方法をお伝えしようと思います。
まず、妊娠初期とは主に妊娠0ヵ月~3ヵ月の頃のことを指します。
(妊娠0~4週目までを、妊娠超初期と呼ぶこともあります)
ママの体は赤ちゃんを育てることの出来る環境に急激に変化するため、
体の負担がとても高くなります。
エストロゲン・プロゲステロン・ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)等、
いわゆる女性ホルモンの分泌が、妊娠前と大きく異なってくることで
体調や感情を含め、ママの体は様々な変化をしているのです。
全ての方に当てはまるわけではありませんが、
・常に眠気を感じる
・風邪のような症状(=熱っぽい、体がだるい等)が出る
・イライラしたり、涙もろくなったりする
・胸焼け、吐き気、嘔吐等を伴う食欲不振(=悪阻) 等、
このような症状が出ることが多いようです。
ここで歯医者さんが注目したいところが、
・胸焼け、吐き気、嘔吐等を伴う食欲不振(=悪阻)
という項目。
以前のブログ(=妊娠中こそ歯医者さんへ!【セルフケア編】)でも書いたとおり、
悪阻の時期は、普段の食事ですら受け付けにくい身体になっています。
誰もが知っているお口の中のケアグッズ“ハブラシ”も、
この時ばかりは異物として身体が認識してしまうことが多いと思います。
ここでオススメしたいセルフケアの方法は、
*口をゆすぐ(うがい)
*水分補給をする
*無理のないブラッシングをする
この3つです。
*口をゆすぐ(うがい)*
通常通り食事が出来る時は、咬むことでだ液の分泌を促すことが出来ますが、
食事をしづらい時は、胃酸の影響もあり、お口の中が酸性に傾きます。
(つまり、ムシ歯になりやすい環境になってしまいます)
きれいな口腔内を保つことも考え、こまめにうがいをするのもいいですね。
実際に患者様より教えて頂いたうがいの方法で、
『少し濃い目に緑茶を煮出しておいて、それでうがいをしていました!』との声も。
カテキンには抗菌効果もありますし、微量ながらお茶にはフッ素が含まれています。
お口の中もさっぱりするので、試してみるのもアリですね。
(ただ、カフェインも含まれているので、多量に飲むのは避けた方がよさそうです)
*水分補給をする*
上記でもあるとおり、食欲不振が続くとだ液の分泌が減ってしまい、
口腔内の細菌が増えやすい状態に。
細菌が増えるとお口の中のねばつきで、悪阻を誘発してしまうかも知れません。
脱水症状を防ぐためにも、水分補給をし、
お口の中を潤してあげるようにするといいですね。
*無理のないブラッシングをする*
歯の表面についてしまった汚れ(=プラーク)には粘着性があるので、
うがいだけで全て取り除くのはとても難しいのです。
なので、体調のいい時を見計らって、サッとブラッシングを。
少しでも違和感を感じづらくするために、
ヘッドの小さなハブラシをセレクトするのが◎!
無理に歯磨き粉を使う必要はありませんし、
1日1回、短い時間でもOKなのでぜひチャレンジしてみてくださいね!
たくさんのオーラルケアグッズも出ていますので、
デンタルオフィス等々力のドクター、スタッフまでお気軽にご相談ください♪