一言に“妊娠”と言っても、時期によって体調も大きく変化します。
時期によって行える、セルフケアの仕方をご紹介しますので、
参考にしてみてください♪
<妊娠初期>
主に妊娠0ヵ月~3ヵ月頃のことで、個人差がありますが、
悪阻の辛い時期かと思います。
体を安定させる事が重要な時期でもあり、
体調が上下しやすいので、歯医者さんへの受診は避けた方がよさそうですね。
・こまめな水分補給
悪阻による食欲不振(=ホルモンバランス)などによる、だ液の分泌低下で、
お口の中は細菌が増えやすくなります。
こまめに水分補給をし、お口の中を潤してあげることが大切です。
だ液が不足している分、お口の中の自浄作用を水分で補ってあげましょう。
・無理のないブラッシング
体調の安定しない方も多いと思いますが、
1日の中で比較的安定している時間を見つけてブラッシングしましょう。
歯の表面についた汚れには粘着性があり、
お口をゆすぐだけでは取り除くことが難しいのです。
1日1回のブラッシングでも、全くしないより効果はもちろん高いですから、
無理のない範囲で行うと◎
少しでもお口の中の異物感を減らすために、ヘッドの小さな歯ブラシがおすすめ。
歯磨き粉の匂いが辛い時は、何もつけずにチャレンジしてみましょう!
<妊娠中期>
主に妊娠4ヵ月~7ヵ月頃のことで、一般的に安定期と呼ばれる時期の事。
ムシ歯治療が必要かな?と思ったら、この時期の受診をおすすめします。
(お腹への負担を第一に考えて、無理のない受診を!)
・こまめなブラッシング
お腹の赤ちゃんが徐々に成長することで、胃が圧迫され、
1度にしっかりとした食事がとりにくくなり、間食が増えてしまう方が多いのでは?
赤ちゃんの為にもママ自身の為にも、ある程度の栄養は摂って頂きたい!
でも歯や歯肉への負担を減らしたい!
そんな両方のバランスを上手くとるためには、
短時間のこまめなブラッシングを心掛けることがgood!
少し何かをつまんだら、ブラッシングを。
短い時間で行えば、まだ悪阻が残っている方でも無理なく行えると思いますよ!
・困った事があれば、歯医者さんへ!
ムシ歯の事、歯周病の事、治療の事、ケアの事…。
日常生活での不安はたくさんあると思いますが、
お口の中の相談は、やはりプロの歯医者さんへお任せ下さい!
散歩に出るようなイメージで、歯医者さんへ足を運ぶのも良いかも知れませんね♪
<妊娠後期>
主に妊娠8ヵ月~10ヵ月頃のことで、この時期は赤ちゃん誕生に向けて、
準備が忙しくなりますね!
お腹も大きくなり、ママの体への負担も大きくなりますので、
歯医者さんは一旦お休みの期間になるかも知れません。
・1日1回はゆったりとした時間の中でブラッシングを
慌ただしくなる生活で、ブラッシングも慌ただしくは禁物。
1日の中で最もゆっくりできる時間を見つけて、
丁寧なブラッシングをしてみましょう。
お口の中がさっぱりすると、気持ちもリフレッシュ出来ますし、
このブラッシングを習慣化することが出来れば、
待望の赤ちゃん誕生!の後の慌ただしいママも、手が覚えてくれている
ブラッシングを続けることが出来るハズです。
自分の事よりも赤ちゃんを優先!
そんな素敵なママが、ひっそりとお口の中に負担を抱えてるのが
私たちにとっては辛いのです。
お口の中の事は、歯医者さんにたくさん相談して不安を減らし、
新しい家族とたくさんの笑って過ごして頂きたいなと思っています。
デンタルオフィス等々力のドクター、スタッフも、
頑張るママ達への身近な存在になれればと、いつでもご相談お待ちしております♪